自分に合ったコンタクトレンズを使ってますか?

えのもとの独り言  |

大学進学やアルバイトの開始などをきっかけに、これまでメガネを使っていた方がコンタクトレンズを装用し始めるという話をよく聞きます。コンタクトレンズは、メガネのように見た目に影響しません。オシャレに気を遣う大学生だからこそ、メガネよりもコンタクトレンズを使いたいと考え、装用を始めるのかもしれませんね。

コンタクトレンズは、スポーツ時や雨天時などにも便利です。スポーツをする時、メガネではずれてしまいますが、コンタクトレンズではそのような心配がありません。落として割れることもありません。雨が降っている時、メガネのようにレンズに水滴がついて視界が悪くなるということもありません。いつもクリアな視界です。

このように、視力矯正目的でメガネではなくコンタクトレンズを使うメリットは様々です。以前に比べて購入が容易になったことも合わせて、現代では多くの方がメガネではなくコンタクトレンズを装用するようになっています。

ところで、皆さんは、現在自分が使っているコンタクトレンズがどのような特徴を持っているか、ご存じですか?

コンタクトレンズを販売しているメーカーは様々あります。メーカー内でも、素材の違いや加工の仕方によって、異なった特徴を持った製品が開発・販売されています。用途によって使いやすい製品が変わるので、コンタクトレンズを装用する方には、可能ならば自分の目やライフスタイルにもっとも合うコンタクトレンズを装用してもらいたいと思っています。

では、具体的には、コンタクトレンズにはどのような特徴があるのでしょうか。

乾燥しづらい

ソフトコンタクトレンズのレンズには、水分が含まれています。含水率と言われる、レンズに含まれる水分の割合が多いほど、レンズが目に馴染み、違和感なく装用することができます。基本的に含水率が高いレンズのほうが、装用感は快適です。

一方で、レンズは、時間と共に蒸発する水分を補おうとして、目から水分を奪うので、乾燥しやすくなります。

含水率が50%以下の低含水レンズは、水分量が少ないからこそ、水分の蒸発量も少なくなります。そのため、乾燥しにくく、目から水分を奪いません。

低含水レンズのデメリットとして、瞳に酸素が届きにくい点が挙げられます。しかし、シリコーンハイドロゲルという素材を使ったコンタクトレンズは、低含水レンズながらも瞳の酸素不足を防ぐことができるレンズとして、話題になっています。

瞳に酸素が届きやすい

従来のソフトコンタクトレンズは、酸素が通りにくく、目が酸素不足になりやすいものでした。しかし、①で挙げたシリコーンハイドロゲル素材を使ったレンズは、角膜へ酸素を届けやすくなっています。目の酸素不足が解消されることで、目が疲れにくくなります。

シリコーンハイドロゲルレンズの短所としては、やや硬めで装用感があまり良くなく、メイク汚れなどの脂質汚れに弱い点が挙げられます。

レンズが汚れにくい

コンタクトレンズには、イオン性のものと非イオン性のものがあります。このうち、非イオン性のコンタクトレンズは、汚れにくいという性質があります。反面、イオン性レンズに比べて水分を含みにくく、酸素も通しづらいという短所があります。

紫外線をカットする

紫外線は肌だけではなく、目にも悪い影響を与え、白内障などの病気の原因になります。夏が近くなって太陽の光が強いと感じたら、UVカット効果のあるコンタクトレンズを使いましょう。但し、コンタクトレンズだけでは完全に紫外線を遮ることができないので、UVカット効果のあるサングラスも、合わせて使用することをおすすめします。

以上に挙げた特徴は、ほんの一部です。コンタクトレンズは、製品によってこれらの特徴を複数備えています。高含水率と低含水率、イオン性と非イオン性のように、相反する特徴もありますので、全ての利点を備えているものはありません。ですから、コンタクトレンズを購入する時は、自分が何を一番重要視するかをはっきりさせた上で、自分に一番合ったものを探すと良いでしょう。

製品の特徴が一番分かりやすく説明されているのは、やはり販売メーカーの公式サイトです。どのようなコンタクトレンズがあるか、まずは公式サイトを比較してみましょう。その際、同じ販売メーカーでも、異なる特徴を持った製品を販売しているので、メーカーごとだけではなく、製品ごとにも特徴を比べてみてください。

たとえば、こちらのWAVEシリーズは、同じワンデータイプのものでも、軽い着け心地の「WAVEワンデー UVエアスリム plus」と、みずみずしい着け心地の「WAVEワンデー UV ウォータースリム plus」が販売されていて、以下のような違いがあります。

WAVEワンデー UV エアスリム plus WAVEワンデー UV ウォータースリム plus
・レンズの厚さ0.05㎜

・含水率38%

・非イオン性レンズ

・レンズの厚さ0.07㎜

・含水率58%

・イオン性レンズ

販売価格は同じなので、違和感のない着け心地のコンタクトレンズが良ければ、WAVEワンデー UVエアスリム plusを、気持ち良い潤いを持ったコンタクトレンズが良ければ、WAVEワンデー UV ウォータースリム plusを使ってみてください。

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