血圧が高い人は生活習慣を見直しましょう

えのもとの独り言  |

現在、日本では4,300万人もの高血圧症患者がいると言われています。加齢とともに血圧が高くなる傾向がありますが、日本は諸外国に比べても高血圧症患者が多い国です。その理由のひとつに、塩分量の多さが挙げられます。

最近はストレスや、その解消のための飲酒・喫煙などにより比較的若い世代にも高血圧症患者が増えています。血圧を低くするためには、日ごろの生活習慣を見直すことが重要です。

【飲酒・喫煙】

まず、飲酒も喫煙もほどほどにしましょう。
「酒は百薬の長」とは言いますが、あくまでそれは適量を飲んだ場合の話です。「されど万病の元」にしないよう、飲酒量は意識的にセーブしましょう。適量とされる目安量はありますが、個人の体質によって適量は変わります。眠りこけたり、記憶を失ったりするほどは飲まないようにしましょう。

また、喫煙は百害あって一利なし、と言っても過言ではありません。煙草を吸うとストレスが解消できる、と言う喫煙者も多いですが、それはニコチンが切れたことによるイライラが解消されただけです。またすぐにイライラすることになるため、禁煙をおすすめします。禁煙支援ガムなど、口寂しさを紛らわせる食べ物のほか、禁煙外来の門を叩くのも良いでしょう。

【食生活】

油っぽいものや塩辛い食べ物が好きな人は要注意です。塩分が高血圧症のリスクを高めるだけではなく、油分は肥満の原因となり、肥満もまた、高血圧症のリスクを高めます。
塩分も油分も体にとっては必要なものですが、何事も摂りすぎはいけません。また、良質な塩分・油分を摂取することが重要です。ファストフードは塩分と油分が同時に摂取できますが、体にとってはあまり良いものではありません。極端に我慢をしストレスを溜めては元も子もありませんが、食べ過ぎないようにしましょう。

油分に関してはナッツやクルミ、ごまなどの植物性油脂を摂取することをおすすめします。特にナッツやクルミを食べる際は、塩などの味つけがされていないものを選びましょう。

【運動習慣】

高血圧症患者には有酸素運動が重要です。有酸素運動を行うと全身の筋肉が酸素とエネルギーを必要とし、血圧が上がります。するとホルモンが上がった血圧を下げるように作用しますので、血圧が安定しやすくなります。他にも、肥満の高血圧症患者の場合は、有酸素運動によって脂肪が燃焼されます。運動によって高血圧症のリスクを大きく下げることができます。

とはいえ、運動は楽しくないと続かないものです。楽しく行える有酸素運動のひとつにダンスがあります。東京都内にお住まいの方は、美しいボディラインを目指す「スタイルアップクラス」などを開講しているこちらのスクールを利用してダンスを始めてみてはいかがでしょうか?

高血圧症はそれだけで命が危険にさらされるわけではありませんが、高血圧の状態が長く続くことで脳梗塞などの重大な病気のリスクを高めます。高血圧症にならないように、日ごろから努力することが重要です。

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